BORUTO-ボルト- 第203話

BORUTO-ボルト- 第203話「急襲…!!」


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BORUTO-ボルト- 第203話 コメント

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    やっぱサラダは可愛いのう!

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    うすらとんかち•••面白いぞ

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    面白くなってきた

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    かしんこじいつまでそこおんねん

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    …少年は有能だった。
    友人は口々に少年のことを羨んだ。ただ、そんなことでは少年の心は満ちなかった。ああ、不満だ。
    暇つぶしに学校のテストで満点を取り続けた。無能な者を虐め、泣かした。愉快だ。しかし、この満足感も一時的なものだ。……ああ、不満だ。
    家に帰ると、三枚に重なった大きなテスト用紙の満点がよく見える。勉学は申し分ない。運動神経も申し分ない。しかし運動で汗を流さず楽々一位になっても、心は満たされず、心の中では涙を流していた。ああ、不満だ。
    ふと前から気になっていた本屋へ入る。自分ならこんな店にいるどんな人よりも知識を持っている。そこらにいる家畜同然の思考停止どもとは能力が違うのだ。そう思った。店にある一番難しい本と、一番分厚い本を買った。得た知識は独学のためのものだった。狭い部屋へ赴き、独り黙々とあるものを作っていた。こんな凄いものを作っている自分に酔いながらも作業に没頭した。その日の晩、寝床で彼はその特徴的な目にメガネをかけながら、自分が満足を覚えることができないという問題について思考を巡らした。自分は有能なのに満たされていない環境にいる。それなのに、制御を失った欲望は膨らむ一方である。もはやなにをもってしても満たされないところまで膨れてしまった。それではいけない、自分のすべてを変えるしかないのではないか、という結論に至った。他人を頼り、自らの欲望を解放し、周りの人間と向き合い、そうして日常に溢れているであろうささやかな幸せを愉しもうと思った。

    無能になって生きる。
    そう決心した少年は、長い期間を経て完成させたロボットを起動させた。
    「——今日から君はドラえもんと名乗れ。」

    少年は、ロボットに「野比のび太」という名前だけを残し、自分の記憶を消した。

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